河内西国巡礼 第四番
智福山龍雲寺
【ちふくざんりょううんじ】


所在地: 大阪府富田林市加太二丁目赤開11-19

宗派: 黄檗宗

御本尊:
十一面観世音菩薩

創建: 享保九年(AD1724)

開基: 北条氏朝

開山: 独園和尚

御詠歌: もとよりもいしみがわなるかんぜおん智福のやまにつきぞのこれる

法語: 歩歩是道場


◆龍雲寺 本堂
龍雲寺 本堂

 もと真言宗の古刹で錦部郡石見川村(現河内長野市)にあったのを、狭山藩五代藩主北条氏朝の援助の下、独園和尚がこの地に遷して黄檗宗寺院として開山。北条家と狭山藩士ならびに加太新田の民の菩提寺とした。

◆龍雲寺 山門
龍雲寺 山門

 明朝の様式を色濃く受け継ぐ黄檗宗では弥勒菩薩の化身としての布袋尊を祀るのが常。
 こちらでもやはり本堂の前に布袋様が。

◆龍雲寺 本堂前の布袋尊(弥勒菩薩)
龍雲寺 布袋尊

 境内には釈迦牟尼仏の誕生から悟りを開いた後の姿までの像があり、一巡することで釈迦の生涯を辿ることができる。毎年五月五日のウエサカ祭には涅槃図が公開されるそうだ。

◆龍雲寺 釈尊四像(誕生・苦行・成道・説法)
龍雲寺 釈尊四像

◆龍雲寺 御朱印 「大悲殿」
龍雲寺 御朱印


参考文献:
◇『やすらぎの古里 河内西国巡礼 こころの散策ガイド』 河内西国霊場会 2003


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