国源寺を後にして橿原神宮へ戻り、長山稲荷社、神饌田を過ぎて西の鳥居から神域外へ出る。南へ進み、近鉄南大阪線の線路を渡って少し歩くと左手に西池尻町の鎮守である八幡神社が鎮まる。 ◆八幡神社 鳥居と拝殿 八幡神社【はちまんじんじゃ】 鎮座地: 奈良県橿原市西池 ...

 天延二年(974)三月十一日のこと、大和は高市郡畝傍山北東辺りの道を往く旅の僧の姿があった。  白み始めた東の空には薄雲が細くたなびいている。他に往き交う人も無く、僧の土を踏みしめる微かな音だけが夜明けの澄んだ空気の中に響く。  僧の名は蓮智房泰善。多武峯 ...

神武天皇畝傍山東北陵の参道を出て車道を東側へ渡ると大久保町の住宅街。 その西の端に、深い森に囲まれて神社がひっそりと佇む。この辺りが大窪村だった頃から氏神社として鎮座する大久保神社だ。 ◆大久保神社 境内入口 大久保神社【おおくぼじんじゃ】 鎮座地: ...

♪Interlude #2: "Epitaph" King Crimson 池田神社を後にして遊歩道を更に歩くと車道(神宮公苑線)に出る。広い歩道を北へ進むと、間もなく神武天皇陵へ続く参道の入口が現れる。 ◆神武天皇陵 制札 玉砂利の敷き詰められた参道は大きく右にカーヴした後、御陵の拝 ...

とある神社にお参りしたところ、思いがけず御朱印をいただけそうだったので車へ御朱印帳を取りに戻りました。てっきり誰もいらっしゃらないと思っていたのでした。授与所にて御朱印帳を差し出した時、開いたページにあったのは生國魂神社の干支朱印、日付は一月二日でした。それが最後にいただいた神社の御朱印ということになります。 ...

奈良県明日香村の岡寺や同県桜井市の長谷寺で、国宝や国重要文化財を含む建造物などに油のような液体を撒いた痕が相次いで見つかったとのこと。その後、明日香村の橘寺と飛鳥寺でも同様の被害が確認されました。さらに被害が拡大するかもしれません。長谷寺では御本尊・十一面観音立像の右足にも液体がかかっていたようです。仏罰が下るでしょうね。 ...

BSジャパン『神社百景 GRACE of JAPAN』が今日平成二十七年三月二十八日の放送を最後に終了するみたいですね。ここしばらくスポンサーが表示されてなくて、四月改編あたりで消えるんだろうなあ……と予感はしていたものの、やはり少し寂しい。 ...

東大谷日女命神社を出て橿原神宮北参道に戻り、北の鳥居に向かって更に歩くとすぐに参道は遊歩道と交わる。遊歩道を左に辿ると戦没者を慰霊する若桜友苑があり、その入口脇に「イトクの森古墳(池田神社)」の石標。奥に灯籠と白い塀が見える。 ◆イトクノモリ古墳上の池 ...

♪Interlude #1: "Moonchild" King Crimson 長山稲荷社から再び橿原神宮南神門をくぐり、拝殿前広場を抜けて北参道へ戻る。途中、畝傍山登山口の標識に従い左へ。程なく東大谷日女命神社の社号標と鳥居が現れる。 ◆東大谷日女命神社 鳥居 東大谷日女命神社【ひがしおおた ...

♪Prelude: "The Court of the Crimson King" King Crimson ◆橿原神宮 外拝殿 背後は畝傍山 皇紀二千五百五十年、即ち初代神武天皇即位より数えて二千五百五十年にあたる明治二十三年(1890)四月二日、明治天皇勅の下、神武天皇皇居「畝傍橿原宮」の旧蹟とされる畝傍 ...

大阪外環状線を大阪南部へ向けて走ると、和泉市と岸和田市の市境を越えてすぐ、阪和自動車道高架をくぐる直前、左手に目立つ朱の鳥居がある。山の斜面に建つ。一の鳥居の扁額には「正一位 山王大神」とある。三の鳥居の扁額は「黒滝龍王」。その先が拝殿。正中の社殿前には狐がいることから稲荷であると判る。 ...